
私は、ルビーインゾイサイトに宿る精霊である。
今日は、あなたに会うことができ喜んでいる。
私たちにも魂があり、意識というものがあることを、あなたにお伝えしておきたい。今日はそのためにやってきた。
私は、あなたが、いま腕にはめているブレスレットの中にある、赤い石、ルビーインゾイサイトの原石の精霊である。そういう風に、丸く加工される前は、岩山の中の岩石層に眠っていた。
しかし、私の体の一部がそのような形になって、今はあなたの手元にも届いているということだ。
だから、あなたが望めば、すぐに、本体の私につながるのである。場所は関係がない。地球の中であれば、一瞬である。
もちろん、どんな石にでも意識があるわけではないが、エネルギーというものは、その本来の大元のところにつながっているのである。
パワーストーンとか宝石といってもいろいろあるが、今は、あなたが、私たちに関する本を書かれるというので、一言あいさつに来させていただいた。
このルビーインゾイサイトという石は、あなたが先ほど書いていたように、タンザナイトという石の仲間である。タンザナイトは、あなたの伴侶の女性の方にとても相性がいい石なのだが、これは、故合ってのことであり、だから、もちろん、このルビーインゾイサイトも、あなたに深い縁のある石なのだ。
このブレスレットにしても、ペンダントにしても、指輪にしても、こういうものを身に着けることによって、いろいろな力が発揮できるということはある。しかし、それには、まずあなた方の魂の目覚めというべきものが必要なのである。そうでなければ、ただブレスレットをはめ、パワーストーンを身に着けても何も起りはしない。
生きるということにおける魂の目覚め、今なぜそこに存在しているのかという認識、そういうものがそろった時に、私たちも、あなた方人間のそばにいて、いろいろな助けをすることができるということだ。
自分の自我の殻の中に閉じこもったままでは、どうにもならない。
これからは、真摯な思いで、一人立ち進んでいくという気概のもとに、生きよ。さすれば、天界からの助力が降り注ぐ。それを脇で、助けるのが我らの役割である。
心して生きて欲しい。
ともに、進んでいこうではないか。
また、機会があればお会いしよう。
自然の中から生まれ士石たちを代表して
ルビーインゾイサイトの精霊より
著者:板野肯三
筑波大学名誉教授
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